うちの会社には顧問と呼ばれる人が2人もいる。

そのうち1人は毎日出勤してくる。
週に1回だけ大学での講義があるとかで(どうも英語をおしえているらしい。)半日休む。
彼は愛すべき人なのではあるが、困ったことに「声の大きい議論好き」なのだ。
こちらが徹夜明けであろうが、締め切り前のピリピリしているときであろうが、
自分の仕事を終えたら平気で議論を吹っかけてくる。
最初は適当に相槌だけうっていればいいのだが、
こちらのストレスが最高潮に達し、(声がでかいのでうるさくて考え事が出来ない)たまりかねて反論してしまうようなことがあれば、少なくとも貴重な2時間は失うことを覚悟しなければならない。
俺が毎晩のように深夜残業しなければならない理由の一つだ。
彼は自分の主張を一通りしゃべると満足顔で会社を後にする…そして俺は I'm worker, hard worker…

そんな彼はクリスチャンで、毎年クリスマスやイヴにはプレゼントをくれる。
去年はひまわりの写真が入ったクリアファイル、
一昨年は昆虫の名前と身長が印刷された下敷きのようなものだった。
いずれも手書きのメッセージがしたためられている。
内容はここでは言うまい…
俺達スタッフは彼の話を聞くことを「老人介護」と呼んでいる…

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