それ以上
煙草で時間を弄ぶことに苦痛な彼は
部屋を出た
疲労をまとったトラックがまだ走っていた
彼は孤独を感じた
暫く歩くと警官が職務質問をしに近づいてきた
「名前は?」
「生年月日は?」
「仕事は?」
「住所は?」
「電話番号は?」
「こんな時間になにをしているんだ?」
彼は目を閉じた
「調律の時期だ。」

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