車で真夜中の高速道路をどんなに飛ばしても
君の家から僕の部屋まで3時間はかかってしまう
でも君と会っているとそんなことは忘れていて
君を送り届けた途端に溜息と共に思い出してしまう
僕の車にはAMラジオしかついてなくて
君はそんな僕を察してか
別れ際にウオークマンを貸してくれた
「これで少しは退屈も紛れるだろうから安全運転して帰ってね」
それから6回目のオートリバースを繰り返した頃に
僕はやっと眠りにつくことができた
幸せを確認するのには
あまりにハードかもしれないけど
今の僕に必要なのは
やっぱり君と一緒に過ごすことなんだと思う