何年経ってもこの日は心が痛む。
普段、どんなに彼の音楽や映像に接していたとしても
この日ばかりは「彼がいない」事を痛感させられる。
彼がいない事をいい事に
心ない行為がビジネスの名の下に平然と行われる。
そしてそれを諸手挙げて喜ぶ輩達。
須藤さん、俺はあなたをやっぱり許せない。
あなたが切り刻んだのはただのシャツなんかじゃなく
彼の魂かもしれないんだぜ?
形見とはそういうものじゃないのか?
あなたが生きて行く為に何をやってもかまわない。
ただ、切り売りするなら、自分を売るべきだ。
あなた自身が血を吐き、涙を流して創作した物を売ればいい。
どうだ、できるか?
できやしないだろう。
ただでさえ胸が締め付けられる想いでいるのに
これ以上余計な事はして欲しくない。
他の誰でもない、あなたがしたことだからこそ
こんなにも哀しいのです。
今日の日を境に、俺はあなたと決別します。