「校舎の裏 煙草をふかして見つかれば逃げ場もない」15の夜
「くわえ煙草のSeventeen's map」十七歳の地図
「陽気な色と音楽と煙草の煙にまかれてた」ダンスホール
「慣れた手つきで火をつける」ダンスホール
「一本の煙草を吸いつくすまでにどれくらい時を無駄にできるか 賭けよう」Teenage Blue
「店も終わり 仲間も消えた 吸殻の道で」米軍キャンプ
「酒場の前のナイフ お喋りにふかす煙草」COLD WIND
尾崎の歌には煙草が度々登場する。ま、酒の比ではないが(笑
心理描写の小道具としての煙草は
尾崎の曲だけじゃなく、古くから映画やドラマなんかでも見られた。
例えば夜の歩道で雨に打たれる吸い殻が映るだけで
なんとも物悲しいイメージが出てくるだろうし
主人公が道に捨てた煙草の火を靴でもみ消すシーンは
なんらかの決意のようなものを感じるだろう。
かつて十代の少年にとって煙草は背伸びする為の重要なアイテムの一つだった。
ブラックコーヒーや飲酒もその一つなんだろう。
最近じゃそういった未成年(に限らないとか)の飲酒や喫煙は減っているらしいが、
去勢されたなんとかみたいで寂しいものだ。
健康を気にする事は悪い事じゃないけど…なんだかなぁ
誰でも人はいきなり大人にはなれない。
リハーサルって訳じゃないけど実地訓練が必要だと思う。
ピーターパンシンドロームだかなんだか知らないが
子供な大人が多すぎるような気がする。
飲酒や喫煙をすれば大人だと言う気は全然ないけど
少なくとも飲酒や喫煙をしたくなった時の感情…切なかったり、苦しかったり、楽しかったり…
そいつを経験する事がなにより大切なんだと思う。
生きている事を実感するって事を。
飲酒や喫煙をしなくても
部屋に籠りっきりでゲームばっかりの連中よりは
遥かに健康的だと思わないかい?
『尾崎が吸ってたタバコは、主にセブンスター。他にマルボロやラーク。喉を気にして、軽めの「MILD SEVEN」「Marlboro LIGHT」「Salam LIGHT」も吸っていた。たまにはガラムも吸っていた。タール55mgはありえん…。』(尾崎豊辞典より)
尾崎がガラムを吸っていたのは結構有名な話らしくて、「ジャンキーが己の体臭から出る麻薬臭みたいなものを誤摩化すのにガラムをよく吸っている。だから尾崎も…」みたいな話を俺も聞いた事がある。
ガラムはインドネシアが産地の煙草で、先端が太く、吸口が細い独特のスタイル。味と香りがとてもエキゾチックで、煙草の巻上げから箱詰めまで全てが手作り。ガラムを吸うとパチパチと音がする。(ドンパッチかw)10本入りで300円というからセブンスターの倍の値段。タールは約4倍。俺だとセブンスター4本を口にくわえて一気に吸い込む感じだな。3日で肺がんになりそうだな(笑
そのガラムも2005年には国内での販売が終了している。ま、輸入が中止されているだけだから、外国に行けば買う事は出来ると思うけど…止めといた方が無難だなw