実は昨日、愛用のzippoを煙草ごとなくしてしまった。
20年以上も使っていたのでかなり落ち込んだ。
「さっきまであったのに…」という気持ちで頭がいっぱいになり
仕事もあまり捗らなかった。
帰宅後、長い間使っていなかったもう一つのzippoをひっぱりだしてきた。
'95年製で、フィルコンか何かで購入したものだ。
裏にはシリアルナンバーが0102と刻印されている。
石を換え、オイルを注ぎ入れる。
何度かリッドを開閉してみるが、音が若干重たい。
カム・スプリングがまだ若いっていう事なんだろう。
フリント・ホイールを回すと
シュボッっという音とともに火がついて
zippo特有の、ちょっと甘いオイルの匂いが漂う。
セブンスターの煙を深く吸い込み
吐き出されたものはどうしようもない後悔だった。