自分には何もないからと
君は雪になった
かざした手に舞い降りた君は
ほんの僅かな時間僕と言葉を交わし
ほんの僅かな時間で溶けてしまった
君の亡骸は透明な水に姿を変え
指の隙間から滑り落ちる
まるで君の涙の様に
まるで僕の涙の様に

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