冬空を見上げる

目が眩む様な眩しさはさよならも言わず立ち去っていて
何も気付かなかった僕をしかめっ面にする

けれど灰色に染まった距離感のない曇天は
僕を惨めな気持ちにさせる事なく
少しだけ冷たい風で背中を押してくれる
そうして僕は君の所へ帰る事が出来るんだ

長く伸びた薄い影が付いて来る
こいつも気が付くと知らない間に
さよならも言わずに消えてしまうつもりなんだろ。

君のベッドに潜り込む頃にはどうでもいい事なんだけと

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