仕事中のちょっとした空き時間、
家に帰って寝るまでの僅かな空き時間、
休日の昼寝と昼寝の間の時間…
俺はずっと探し続けていたんだ…
…ヤフオクで(笑)
正直、ケースなんて二束三文でいくらでも出ているだろうっていう俺の読みは
とてつもなく甘かった。
安達祐実の元旦那なんかかる~く吹っ飛んでしまうぐらい甘かった。
しかも、中古ってあんまり出ていないんだよねぇ。
あってもかなり強気なお値段…
最初はね、Gibson USAのブラウンケースをゲットしたら、
そいつにスタジオを入れて、
スタジオのケースにトーカイを入れようと企んでた訳ですよ。
ね、甘いでしょう(笑)
まぁ、ケースそのものに大層な拘りの無い俺としては
とりあえずなんでもいいからケースとして機能している格安なブツを、と
いろいろ見ていたんだけど、それでもなかなかお目にかかれない。
新品を購入する事も頭をよぎったんだけど…ねぇ(笑)
でも、探しても探しても「コレ」ってやつが出てこない。
半ば諦めかけていた時に、tadasukoさんのブログを見ていたら、
偶然こんな記事に出会った。
「レッド、巣に還る。」
http://blogs.yahoo.co.jp/tadasuko_blue/30953998.html
要は「レッド」と呼ばれるギターのためにケースを見つけ、
晴れてそのレッドが収まった、というオハナシ。
…という事は、もともとレッドが入っていたケースが余るんじゃないのか?
俺は半分冗談・半分本気で
「では余ったノンオリのケース、うちのGTにください!!」とコメントしてみた。
するとtadasukoさんのレスは
「取っ手がないですけどいいですか?笑 イラっとくるケースですが。。。
宅急便も受け付けてくれないようなケースです(笑)」
ん?脈あり?
更に俺が
「本当に不要なのであれば是非いただきたいです~(笑)」と厚かましい追い討ちをかけると
「よっしゃ!お譲りしましょう!仕事が落ち着いたらご連絡します^^」
おお!男気が出ました!なんていい人なんだ!
いや、以前からいい人だと思ってはいたけど、ここまでいい人だとは(笑)
多分ここまでは社交辞令というか、
そんなにそこまでリアルな感じには受け取っていなかったんだと思うんだけど、
後日、俺のとある記事の中で
「という訳でtadasukoさん、不要になったハードケース着払いで送ってください。
取っ手が無くたって直して使わせていただきますから(笑)」
と書いたところ
「さすが記事にまで名前が出てきて断るワケにはいきません(笑)
というより、本当に壊れモノを送ることが抵抗あったのですが、そこまでおっしゃるのなら!お送りします^^」と、ようやく腹をくくったのでした(笑)
…まぁ、今から思うと、厚かましいというか、えげつないというか、浅ましいというか…
いい歳こいたオッサンが何しとんねん、って反省です。
ところが、これでケースが送られて来て、俺が喜んでハッピーエンドと思いきや
ストーリーは続くのであった…。