小学校の頃、何かの授業で
小さい頃の写真を持ってきて、
それを掲示板に張り出しましょう、みたいな事があった。

自分で言うのもなんだけど、今の俺からは考えられないほど
かわいらしい笑顔で(ナルちゃんじゃねーからなw)撮られていて、
親父が撮ってくれたんだろうけど、
その写真の構図や色彩がずっと記憶から消える事が無かった。

今回の片付けの最中、いろんなものが出てきているんだけど、
その中に、ずーっと探していた「母子手帳」と
小学生の時に持ち出した「写真」が出てきた。

「へその緒」はずっと身近に置いていて、いつでも見る事が出来る場所にある。
これだけが「生みの親」と自分を繋ぐたった一つの「絆」なのだ。
たまに桐の小箱の裏に書かれている「ちよ子」という名前を見ては、
どうしても思い出せない彼女の記憶を追い求めてしまう。

今日見つかった「母子手帳」…
妊娠から出産までの十月十日を彼女はどんな思いで過ごしてきたのだろう…
古びたページをめくってみると…
産科医(或は看護婦?)の記述があるだけで、
彼女の筆を確認する事は出来なかった。

にっこり笑う俺の目の前にいるのは、
恐らく親父と親父の母親だけだったはずだ。
爺さんは俺が生まれてすぐに亡くなっていたし、
この頃はもう既に彼女はどこかに行ったんだと思う。
親父は仕事で昼間はいなかったから、
この笑顔は
それ故の精一杯の愛想だったんじゃないかな。

バイク好きはこの頃から(笑)

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