今から11年前の哀しい話である。
トラックバック先の記事にも書いたように
俺は憧れ&念願のスーパーアダマスの12弦を手に入れた。
今回のエスクワイヤと同様、後先考えずに購入した。
(つまり10年以上経っても成長していないって事だw)
生まれて初めてのOVATION USA。
それまではエレアコといえば友人Tのピナクルや
ローンで買ったセレブリティしか弾いた事がなかった。
だがしかし。
思い出すと今でも頭に来るのだが、
これを買った時の俺はギターについて知識が乏しく
何にも知らないウブなボーイだった。
けれど、フレットボードとトップ板の間にある隙間が気になり
恐る恐る某イ●バシ楽器の店員にその事を訊いてみると、
「あー、これはそういうもんですよ」と言われ
なるほど、やっぱりUSAは違うんだな、と感心し購入した。
それまで持っていたギター(テレキャスだけ残して)を処分し、
やっと手にしたアダマス。
大事にしない訳が無い。
手持ちのギターはアダマスとテレキャスの2本しかない訳だから、
深夜に弾く時(テレキャスでアンプラグド)以外は基本アダマスしか弾いていない。
ストリートでもステージでも。
まさにメインギターだったのだ。
それが2年ぐらい続いた。
ところが弾いているとだんだんその隙間が広がっているような気がして
友人が勤めていた某ナ●イ楽器に持ち込んで診てもらったら…
「あー、これは剥がれてますねぇ…」と言われ
くっそー、やっぱりそうだったのか(怒)そのままリペアに出した。
それが1999年6月23日のことなのだ。
このリペア票に記載されている内容はというと…
TOPはがれ、ハンプ
(ブリッジ)はがれ
トップ、ネックリセット
フレット他調整
力木はがれ
ブリッジ交換
他 全体調整
なんとも痛ましい…満身創痍もいいところじゃないか。
※要見積との記載があるが、実際は修理にかかる前に「●●円かかります」と知らされた記憶が無い。
修理が終わって「出来上がったので取りにきてください。費用は●●円です」だったと思う。
ま、事故かなんかで救急車で運び込まれそのまま緊急手術って感じだったんだろうか…
それから数ヶ月…10月になって注の「出来ました」の連絡が来た。
そして気になる費用も伝えられた。
すぐさま金策に走る俺(笑)
そして10月6日(水)13:51、俺は支払いを済ませ
約3ヶ月ぶりにアダマスと再会できたのだった…
数ヶ月ぶりに戻って来た1688はすっかり元気になっていたが
10万もする治療費に暫く立ち直れなかった俺だったのだ…
当時、123,900円の修理代をどうやって捻出したのかさっぱり思い出せない。
今その術がわかるのなら、この暮らしも少しは楽になるのだけれど(笑)
しかし、平日の午後に楽器屋になんで行けたんだろう?
33歳の時だから…当時勤めていた会社からは絶対に行けないはず。
有給休暇でもとって行ったのかなぁ…思い出せないや…
みなさんのギターにもそれぞれ1本ずつ思い出があるんじゃないですか?
よかったら今度教えてくださいね^^