運命の出会いだったハチドリちゃん。
しかし、いくら運命で出会えてもタダでは連れて帰れない。
ハードオフの店員に「誕生日なんですぅ」と言ってもくれる訳が無い。
いくばくかの夏目漱石サンが必要なのだが、
自分の財布に複数の漱石サンが滞在している事は稀なので、
そういった意味でも運命的であったといえるのだ。
ハードオフに限らず、リサイクルショップで売っているギターの価格は
全体的にかなり高めのように思える。
そんな中、ハチドリちゃんは驚く程安かった。
なんせ俺の手持ちで連れて帰る事が出来たぐらいなので推して知るべし。
ただ、それなりの理由はあった。
ハチドリちゃんは怪我を負っていたのだ…
痛々しいのぅ…
前のオーナーはこれだけの傷を負わせておいて
手当もせずに売りに出したのだ。
怪我させたのに代金を受け取ったのだ。
裸のまま売り飛ばしたのだ。
何て奴だ!
この傷…
ただの凹みじゃなくて、貫通してるのだ…打痕というより穴に近い。
俺はリペアマンではないから傷の手当の方法すらわからない。
いいとこ樹脂かなんかで固めてMacのリンゴシールを貼って誤摩化すだけだ。
そんな時、
あゆたくパパさんがよさげなものをブログで紹介されていた。
これってこの娘に効く薬ですかねぇ?
どなたかいい方法があったら教えてくださいまし。