或る晩、娘が神妙な面持ちで私に話があると言って来た。

普段は自分から決して話しかけてくる事などない内気な娘が、だ。
「小遣いなら上げられないぞ。父さんも今厳しいんだ。」
「いや、そういう事じゃないの…」
「欲しいアクセサリーでもあるのか?先日も金のイヤリングをあげただろう。」
「いや、そういう事でもないの…」
娘は黙ってしまった。
ひょっとしたら右肩の肩甲骨の手術が近づいているので不安になっているだけなのだろうか。
それならわからないでもない。
彼女の執刀医はヤブ…というか経験が浅いのはわかっている。
しかし、今の我が家の経済状況では彼に託すしか他無いのだ。
出来る事なら大病院というところにいれてやりたい、
有名な個人医でもいい、
なんならブラックジャックにでも診てもらいたい…
親なら誰もがそう思うはずだ。
だが、それが出来ない…親として自分の不甲斐なさにうなだれる。
娘が再び口を開いた。
「あのね、お父さん、私…できちゃったみたいなの…」
私は一瞬自分の耳を疑った。
おい娘よ、今何て言ったのだ。
確かに私はおまえを好きにさせていた。
だが、そんな事まで自由にしていいと言った覚えは無い。
私は狼狽えている事がはっきり自分でわかった。
「母さんには相談したのか?」
「相手は誰なんだ?」
二つの質問に彼女は首を横に振るばかり。
そのかわりに、
少し膨らみかけた部分をなでている…
私はもうどうしたらいいのかわからなくなってしまったのだ…

はい、みなさん。ここまでおつきあいありがとうございます(笑)
ペグを交換した時には全く気付かなかったのですが、
よく見るとクラウンインレイがぽっこりと膨らんでいます。
中に空気のようなものが入っている様で、
恐る恐る押してみると「ぷにっ」とした感触がありました。
カッティングシート等を貼付けた際に出来る気泡ならば、
針を刺して中の空気を抜けばいいのですが、
生憎相手は木です。塗装やクリアなどのコーティングもしています。
こりゃあどうしたもんかと…^^;
まさか本当にハチドリが産まれてくる訳でもなさそうですが(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください