今月から来春まで某所でデザインの講師をすることになった。
やっぱり早いうちから若い芽は摘んでおかないと…(笑)
やっぱり早いうちから若い芽は摘んでおかないと…(笑)
自分が学生の頃と違って、今の時代は最初っからパソコンがある訳で。
それはとても羨ましい反面、とても、本当にとても大変だなぁと思う。
例えばチラシ一つ作るのにも、文章はライター、写真はカメラマン、文字は写植屋さん、
版は製版屋さん、刷りは印刷屋さん…と多くの才能と職人さんの協力で出来ていた。
デザイナーはディレクターの指示を仰ぎながら、ラフを描き、写植指定と色指定をしていればよかった。
それが今では、テキストの入力や写真の補正から加工、印刷用のデータまで全部パソコンで出来てしまう。
99.9%指定通りに仕上がるのだけれど、逆に言うと各分野のプロフェッショナルな技術や知識を持ってないと駄目なわけなんです。
画面上の絵面だけ綺麗でも印刷物として世に出せない場合だってあるんです。
音楽でも同じことが言えると思います。
殆どの楽器をパソコン上で演奏することは出来るけれども、だからといっていい音楽が作れるとは限らない。
話をデザインに戻しますが。
我々は「より本物らしく」見せる為にあらゆる技を用いて嘘をつきます。
レストランのメニューにある美味しそうなハンバーグの写真だって本当に食べたら不味いんです。
「シズル感」を出す為にあんな事やこんな事をして「らしく」見せているんです。
なんでもかんでも「らしく」しているばっかりで、いつまでたっても「本物」は現れてこない。
お金を出すことでようやく「実物」は出てくるけど…あれ?なんか違う、みたいな(笑)
こんな仕事…早く辞めたい…
…みたいな事を講義しようかなwww