さて、撮影方法のこたえです。
見本の写真を見るとどうしたってギターが「立ってる」ように見えます。
なので、どうやって「立たせて」いるのだろうと考えてしまいます。
そこが落とし穴なんです。
ギタースタンドを使うのが一番楽ですが、それだと後で画像を加工しなければなりません。
撮影数が多い場合は地獄です。
吊り下げた場合は、ギターが不安定なため撮影が大変だし、準備に時間がかかります。
ではどうするのか。
さすがのoceanさんはほぼ正解で、
地べたに置いて撮影する。でした。
ここで「ほぼ」正解としたのは次の解説図で説明します。
ライト・カメラ方向
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照明は両サイド斜め上から、カメラはギターの真上から撮ります。
こうするとギタースタンドを使わなくても、ピアノ線で吊り下げなくても、
見本に近い写真を撮ることができます。
ただしこの場合、直接地べたに置くと影がギター本体と背景にしっかりついてしまうので、
図のような台を用意します。
この上にギターを置くと、光が回り込んで影が柔らかくなります。
後は照明のデッティング等を調整すればいいのです。
いかがでしたでしょうか。
目の錯覚を逆手に取った撮影の工夫ですね。