同じような日々の繰り返しのなかで、時に自分自身を見失いそうになるときがある。
10代よりも20代よりも30代よりも今のほうがそういった感覚に陥ることが多いような気がする。
なんだか逆行ばかりしている気さえする。
普通、青年期のほうが迷ったり悩んだりする中で自身を見失ってしまうのだろうけど、
それでもそれを乗り切る若さがあった。
そして根拠の無い自信もあった。
けれども今はどうだ。
確かにいろんな問題が起こっても今までに手にしてきた選択肢や方法論で切り抜けることは出来る。
だが、それだけだ。
俺も随分ずるくなったな、と思う。
そうして知らず知らずのうちに心の闇に足を踏み入れてしまっている。
気がつけばまわりがぼんやりと薄暗く、機械的な、
そして単調な音が微量な音量で流れているような部屋に独りうずくまっている…

10代の時、家を出て友達の家を転々としていたことがある。
20代の時は尾崎が亡くなって数ヶ月ヒッキーになったこともある。
30を過ぎると流石にそういったことは無くなったけど、
さっきのような感覚を無意識のうちに感じるようになっていた。
酒を呑んだり、友人とバカ騒ぎもするんだけど、心から楽しめない。
いつももう一人の、っていうか本当の自分みたいな奴が醒めた目で俺を見ているんだ。
そいつも多分俺自身なんだろうけど、そいつの存在が俺を憂鬱にさせる。
なんで俺は俺をいじめるんだろう…そんなに俺は堕ちた暮らしをしているのだろうか…

突然その部屋に光がさした。
柔らかだけど確かな光だ。
ゆっくり目を開けるとぼんやりとした輪郭だけがなんとなくみえる。
ようやく眩しさに馴れた目で見てみると君だった。
けれど、まだ見ぬ君だったんだ。
君は手招きして俺を呼んでいる。
だけど長い間うずくまっていたから体が思うように動かない。
よろけながら君のほうへ行こうとしている。
結構必死だったりする。
名前もわからないのに、大声で君を呼んでいる。
やっとの思い出君の手をつかんだ瞬間……目が覚めた。

俺が板を訪れるのはそんな夢のせいかもしれない。

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