流石プロフェッショナル!
2016-03-08このロゴ、自分が個人的に仕事するときの屋号みたいなもので、
ここを訪れてくださる一部の皆様はご存知のことかと思います。
で、一応このロゴの中に業務内容を入れていて、
デザイン、写真、ディレクションと明記しております。
で、でもね、
実際のところ写真に関しては全然プロフェッショナルとは言えないの。
ドシロートってわけではないけれど、
ハイアマチュアには遠く及ばない。たぶん。
まぁ、今まで撮影でお金とったことないから…あ、いや昔あった(笑)
と言っても友達のライブを撮って、報酬は打ち上げでタダ呑みとかだけど。
話はちょっと変わって。
最近、ギターの撮影のことをいろいろ勉強してて。
で、とある写真スタジのサイトを見ていたの。
でね、ここからが本題なんですが。
そのサイトでは実例として '71年製のレスポールカスタム/ブラックビューティーの
撮影工程を公開してまして。
まず本体全体の撮影、
次にパーツごとにライティングを変えての撮影
最後に合成、といった流れでした。
詳細は省きますが、たった1枚の写真でさえ分業して作っていくわけですね。
少なくてもディレクター、カメラマン、レタッチオペレーターの3人チームで。
「ボディからヘッドまで1つのライティングでは、色や質感まで表現することは難しく時間もかかる。
このような場合はパーツごとにライティングを変えて撮影します。
ボディはラウンドトップで、更に色は黒なので特別なライティングが必要。
明るい色やバースト系の色とでは照明の写り込み方が違います。
ローズネックよりも色の濃いエボニー指板は素材感を出すのが難しい。
そこでライティングを条件に合わせて変更し複数のカットを合成します。
ボディ、ピックガード、ネック、ヘッド、ブリッジ等各部に最適なライティングで撮影した
複数のカットをオペレーターが画像処理で更に質感を高めるなどして合成します。
もちろん、一発で撮る方法もありますが、
画像処理の技術を使えばギターの色やイメージに合わせて背景の素材を無限に選べることや、
パーツの切り抜き等、その他の媒体への流用が可能なのが利点です。」
…だそうです。
すごいね。
こうやって分割して撮ってそれぞれを処理していけば、
そりゃすごい写真の出来上がりなんだろうけど。
すんげー大変そう。
芸術写真と違って、商業写真のクオリティーの追求はホントすごいわ。
同じようにすることはないだろうけど、
ポイントは大体同じだね。うん。
がんばろ。
意外な展開
2016-02-29 去年の秋頃、こんな記事を書きました。
知人を介してNYの企業からロゴ制作のオファー。
このことだけでもびっくりぽんな出来事だったのですが、
繁忙期が落ち着いたのでちまちま制作をしておりました。
知人の親族に英国人の方がいて、その方がNYで起業されて、
普通に在米のデザイナーに会社のロゴ制作を発注したそうなんですが…
これがいかにもアメリカ人が考えるアジアチックなテイストで、
結果はさんざんだったそうです。
で、以前仕事をしたことがある知人が私を紹介してくれたみたいで。
正直、どうしようかなぁって思ったんですが、
とりあえずやってみようと。
ただその当時は繁忙期に入っていたため、それが済んだらということで。
先方も急いでいないのでゆっくりやってくださいとのことだったのでお受けしました。
一応、資料的なものを頂きましたが、
これが…全ボツくらったアメリカのデザイナーに提示したものだったんですが…
これじゃミスリードになるなと。
アメリカのデザイナーがどんなものを作ったのかは見せてもらえなかったんですが、
この資料だと多分「いかにもアメリカ人が考えるアジアチックなテイスト」になるのは必至で、
クライアントが考えるイメージとかけ離れてしまうのは想像できました。
なんで、デザイン的には真逆の方向性を提案すればいいのかも、と。
そこで、自分なりにコンセプトを解釈して6種類のデザインを提案してみました。
そして今朝、先方からの連絡がきました。
知人が和訳してくれたメールなんですが…
協同経営者とロゴのデザイン、チェックしました。
皆とても良いデザインで本当に気に入りました!!良いデザインの物を沢山送って下さり、本当に有り難うございました!!感謝しています。結論としては;
特に私達は「LOGO 2」がとても気に入ったので、このデザインでやっていこうと思っています。
ほぼ90%がたは頂いた「LOGO 2」そのままのデザイン/フォントをチョイスすると思うのですが、一応念の為、「LOGO 2」のデザインを後2、3種類程違うフォント(デザインはそのままでフォントだけ変えて)で作成してみて頂けますでしょうか?
ちなみにお値段はおいくらになりますか?協同経営者の方から「以前にアメリカのグラフィック・デザイナーにロゴを頼んだのだけれど、作ってもらったデザインがまったく全て気に入らなかったのだが、今回ますた~♪さんに作成してもらったデザインは全てピンとくる物でとっても気に入ったので、よくよくお礼をますた~♪さんに言って欲しい」という事でしたので、どうかますた~♪さんに「有り難うございました」とくれぐれもお礼を伝えて下さい。
…ということで、まさかの第二段階突入~♪
本当にびっくりぽんだす!
これでアレが…w
ボツ蔵から…
2015-11-06 クリエイティブな仕事というと常に新しいものを求められるわけですが、
「0からの発想を…」とか言われても、
作り手としてはそうポンポンと新しいものが生まれるハズもなく、
「0からは何も生まれない。小さいことの積み重ねが詰まった記憶の引き出しから断片を引っ張り出してあーでもないこーでもないって七転八倒しながら組み合わせを何通りもやって、それでなんとか形になればめっけもんなんだよーっ!!」
…という心の声を押し殺し、引きつった笑みを浮かべながら「頑張ります」としか言えない。
そしてまた夜な夜な引き出しをぶちまけて永遠に続くかもしれないパズルを解くことになるのです。
そうして苦心して作っても、「ボツを食らう」ことがあるわけで。
そしたらまた夜な夜な…になり、睡眠を削り、偏食が重なり…
おっと、これ以上は愚痴になってしまう(笑)
でも、そんなクライアントに却下されたものは日の目を見ることができない?
いやいやそんなことはないのです。
随分昔に作ったロゴがその当時ボツを食らったのですが、
数年経った今年の春先に別のクライアント先で花咲くことができました。
これぞ「焼き回し」(笑)
今まで成功も失敗もたくさん重ねてきて、普段は忘れてても、
どんなものを作ったかはなんとなく覚えているもので、
「そーいや、あんなの作ったなー」とか思い出して、HDDを探してみると…
「あったあった!よし、これを流用しちゃお!」となります。
音楽的に言うと、「セルフカバー」とか「リアレンジ」「リマスタリング」とかそんな感じ?(笑)
新しいものを生み出そうとするならそれなりのコトが必要です。
豊かな感性、柔らかい頭。
それらを養うための時間やお金、もちろん環境も。
クリエイティブ業を生業にする人に限らず、どれも必要なんですけどね。
ただそれらを得るために強いられるものがだんだん増えているような気がします。
作ってもらう人が作った人に感謝していた時代は遠い昔みたい。
作らせていただく人が作らせてやる人に媚びへつらう時代なのかね。
作らせる人の意見は絶対で作る人は従うしかないのかね。
おかしいね。
コンビニやファミレスなんかで態度がでかすぎる馬鹿がいるけど、
わずか数百円か数千円ぽっち払っただけで「客の立場」という名の剣を振り回す。
だからナニ?と思う。
間違った「お客様は神様です」信仰と拝金主義は確実に平和な暮らしをダメにしてる。
仕事のオファー
2015-10-14先日、天一の店長からメニューのリニューアルのため
またデザインをお願いしたいとの連絡があり勿論お受けした。
打ち合わせから納品まで相変わらずの短納期だけれど
日頃お世話になっているので頑張ろうと思います。
今日は今日で知人を介してニューヨークの企業から
ロゴ制作のオファーがあり、ちょっとビックリ。
やってみようかと思いますが、あの佐野某氏のようにならないようにしなければ(笑)
世界で恥かくのはさすがにちょっと…ね。
Gannbatte kaseide, mata guitar wo kauzo~!!!!